【アインシュタイン・クロス】 1936年、アインシュタインは論文の中で 「遠くの星と近くの星が地球から見て視線上に重なる場合、遠くの星の光が近くの星の重力によって湾曲するために、リングのように見えるだろう。」 と予言した。
 しかし同時にアインシュタインは、こうした現象が実際に観測されることはないだろうとも述べている。なぜなら地球から見れば点にしか見えない2つの星が、視線上にぴったりと重なることはあり得ないと考えたからである。
 アインシュタインの死後、点状にしか見えない星ではなく、広がりを持った銀河やクェーサーの重なった場所で、「重力レンズ現象」 は次々と発見された。
 この写真は
1985年に発見された QSO2237+0305 である。ペガスス座にある。中心に見えているのは億光年の距離にある銀河で、その背後80億光年の彼方にあるクェーサーからの光が銀河の重力によって曲げられ、つの像に分かれて見えている。その姿から 「四つ葉のクローバー」 または 「アインシュタインの十字架」 と呼ばれている。
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